アーチンの小麦粉文庫

アーチンのブログです。適当に書きます。

【お悩み相談】「戯曲が書けません・・・」(後編)

 

みなさま、こんばんは!

心の洞窟を旅する旅人アーチンです。

どうぞよろしくお願いします!

 

本日は、昨日のお悩み相談の続きです。

(初回から、私のお返事がめちゃくちゃ長くなってしまったので、前後編でお送りしています。)

 

★ご相談文と前回のお返事は、こちら↓

https://komugikobunko.hatenablog.com/entry/0709001

 

f:id:komugikobunko:20210709211926j:image

 

さちこさんから、戯曲を書けません…というご相談をいただきました。

今日は、前回よりもう少し具体的なお話です。

戯曲に関しては独学のため、参考にならないかもしれませんが、何かしらのお役に立てましたら幸いです。

それでは、どぞ!

 

 

 

>どうやって書いているんですか?

このように質問してくださるのが、さちこさんが初めてでございまして、少々興奮しています。

 

【 私が戯曲を書く時のプロセス 】

○自分が観たい場面をイメージする(テーマらしきものが決まる)

○登場人物をデザインする

○登場人物の関係性の変化を時間軸で考える

○どんなきっかけで関係性が変わっていくのか、そのきっかけの出来事を考える(エピソードを考える)

○そのきっかけが「会話」だった場合、初めて「会話」の台詞を考える

 

一つ一つの解説を書き始めたら膨大な文量になってしまいそうなので、今日は3つにまとめてみました。

 

------------------------------------------------------------

1、私が観たい場面(景色)を観るために、

 その場面(景色)を軸に物語を構築する。

------------------------------------------------------------

まずは、「私、こんな場面を観てみたい…。」と考えるところから始めます。

例えば、

 

〇マンホールの蓋をやっとの思いでこじ開け、ついにマンホールの中にいる人と再会する。

〇引っ越しそばを4人で食べようとしたが、そこには会議室で使うような長机しかなく、全員横並びで食べることになった。

〇三方を本棚に囲まれながら演説をしている博士と博士の言葉を必死にメモる助手。

 

こう羅列すると、まったく意味のわからないお話ですが…(笑)。

『あー、こんな場面を観てみたいな!』と思ったら、この場面を観るにはどうしたら観れるか?という視点で書き始めることが多いです。

 

なんの制限もなく自由に書くことは一見、楽なように思えますが、案外と難しいもので、この『観たい場面ありき』ルールは、そんな時に有効なガイドラインとなります。

 

 

その他にも、

・上演するとしたら、どのくらいのキャパの劇場で演りたいか?

・上演するとなったら、何人くらいで演るのが楽しそうか?

など、こんなことも条件に入れていくと、より制限が増え、戯曲の輪郭がはっきりとしてくるような気がするのです。

 

私にとってのこの『観たい場面』は、おそらく何かしらの『テーマ』を表しているのかなと思います。

本当は『テーマ』をはっきりさせないといけないとは思うのですが、私はその方法が苦手らしく、私は言語化しないまま、うっすらとした状態のまま、その場面だけを心の片隅に置きながら書き進めます。

すると不思議なもので、輪郭がはっきりとすると同時にテーマも見えてきたりします。また、その観たい場面同士が繋がったり、その場面に出てくる人が重要人物になったりもして、おもしろいので、私はこの方法を好んでやっています。

 

------------------------------------------------------------

2、自分自身(または身近な人)を

   何人かに分割して書いてみる。

------------------------------------------------------------

ご相談文の中にこのように書かれていました。

 

>「さちこさんは今年は登場人物を増やすのが課題ですね」と言われました

>はああ、他人の行動の深い気持ちなんぞわからんぞーーー

 

私もまったく同じく悩んだことがあり、「わかりますっっ!!!」と思わず声を上げました。

私はその課題にどうやって取り組んだのかを少しお話させていただきます。

 

表題に書いた通りなのですが、

『自分自身(または身近な人)を何人かのキャラクターに分割してみる』

という方法を取り入れていました。

 

自分という人間は一人ですが、その心の中には、何種類もの表情や性格や性質の人間がいたりしませんか?

(「全然そんなことはありません。」という可能性もあると思うのですが、このトピックではこのままお話を進めます。私が常に自分の中で10人くらいが会議している感覚があるので、このような発想になるのかもしれません。)

 

まずはそんな自分を観察します。

そして、例えば「私は好奇心旺盛だけど引っ込み思案なところもあるなあ」と感じたら、その二面性を2人のキャラクターに分割します。

⇒ 好奇心旺盛なAさん / 引っ込み思案のBさん

 

その次に、好奇心旺盛なAさんをさらに2人に分けます。

その時に自分の中にある要素でもいいですし、身近な人のでも構いませんので、その要素を、先ほど分けた好奇心旺盛の2人のAさんそれぞれに足します。

⇒ 好奇心旺盛、だけどすぐ飽きてしまうA子さん / 好奇心旺盛で、寝る間も惜しんで遊ぶA男くん。

 

その次に、引っ込み思案のBさんも2人に分け、それぞれに新しい要素を加えます。

⇒ 引っ込み事案だけどSNSでは饒舌なB美ちゃん / 引っ込み思案だけど家族の前では横柄なB太郎くん

 

■結果

自分(1人) ⇒ A・B(2人) 

⇒ A子・A男・B美・B太郎(4人)

 

という具合に、自分が4人のキャラクターに増えました。

私は、まったく知らない人格のキャラクターをゼロから描くことが苦手なので、「自分のことなら書けるんじゃないか?」という発想から、この方法が生まれました。

この方法で書いてみると、一人一人のキャラクターに一部だけですが親近感が沸き、台詞が書きやすくなり、会話が生まれやすくなりました。

 

他人のことをわかるのはとても難しいと思い、私が取った方法は上記のように、自分を分解することでした。

 

★自分を分割することは、自分を見つめること。

★自分を分割することは、自分を掘り下げること。

★自分を分割することは、何人もの自分と出会うこと。

★何人もの自分と出会うことで、いずれそれは、他人を理解することに役立つかもしれない。

 

 

------------------------------------------------------------

3、登場人物同士の関係性の変化の

   様子を楽しむ。

------------------------------------------------------------

ちょっとわかりにく表題になってしまって申し訳ないのですが、

舞台や映画やドラマを観客として観る時、登場人物同士の関係性が変化していく様を観るのが私は好きらしく、自分で戯曲を書く時も、登場人物同士の関係性(ベクトル)を重視して書いています。

 

現実世界の人間関係も日々変化します。

変わらないように見えても、日々の出来事や会話などによって、関係性は微妙に絶妙に変わっていきます。

その変化をドラマチックに、ダイナミックに1〜2時間の物語として描くのが戯曲であったり、舞台、映画などのエンタメと言われるものなのかなと思うのです。

 

会話劇を書く時は、登場人物同士の関係性がはっきりしているほど書きやすい印象です。そして、それぞれの関係性が変化する出来事の場面であれば、

 

・どんな台詞が関係性の変化の引き金になるのか

・その台詞を言われた相手側はどんなふうに心が変化するのか

・その心の変化(反応)はどんな台詞になるのか

 

など、「心の変化」「関係性の変化」に注目して、会話を書いています。

 

 

以上、私の戯曲を書く時の方法を1〜3までまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。

独自の方法すぎて、さちこさんの参考になるか今とても不安ですが、あくまでも私の好む手法ですので、何か参考になりそうでしたら参考にしていただけますと幸いです。

何か一つでもいいので、さちこさんのヒントになると嬉しいのですが…。

 

さちこさんのおかげで、自分の戯曲を書く時の思いを言語化できました。

きっかけをくださり、ありがとうございました。

 

 

最後に。

私はさちこさんは今変化の時を迎えられていらっしゃるのではないかなと思いました。

それは、戯曲講座で「他人を描くこと」「複数の人の会話を書くこと」に真っ向から挑戦されていることから、私はそのように感じました。

 

一年前は「ひとり語り」の物語、今年は「3人」の物語を書いています。

戯曲は創作物ですが、その人が書くものはその人の心をどうしても反映します。

今さちこさんは、3人の登場人物を描こうとされていて、それに苦戦されている。

 

さちこさんの心の世界にも同じことが起こっているのかもしれないなと思ったのです。

さちこさんの心の世界に自分以外の人を登場させよう(受け入れてみよう)とされている、その大きな一歩を踏み出しているところなのではないかなと思いました。

 

私の想像でお話してしまいましたが、もし、そうであれば、さちこさんはとてもすごい一歩を踏み出されているのではないでしょうか。

さちこさんの今回の戯曲への挑戦は、とても意義があって、恩恵がある挑戦のように思えて仕方ありません。

 

うまくまとまらないお返事になってしまいましたが、心より応援しています。

また、何かありましたら、お気軽に池に小石を投げにいらしてくださいね!

それでは、また。

 

 

心を込めて、アーチンより。

 

 

【お悩み相談】「戯曲が書けません・・・」(前編)

 

みなさま、こんばんは。

本日は、池に小石を投げる【お悩み相談】にお答えして参ります!

記念すべきお一人目です。

ありがとうございます。

(初回から、私のお返事がめちゃくちゃ長くなってしまったので、前後編でお送りいたします。)

 

------------------------------------------------------

『戯曲が書けません・・・』

(さちこ様より)

7月頭より戯曲講座を受けに行っています。
でも書けないんです。

もともと 超自立の武闘派女子
「どうせ私の気持ちなんてわかるわけないでしょ」と拗ねまくりの人生を歩んで来ました

男性嫌悪、男性恐怖症、人間不信などを持ち自分の感情を切り捨てて来た人間です
泣く事も禁止し、でも人間泣かないと壊れちゃうので、本や観劇は泣くための行為
そんな言葉は知らなかったけど昔から涙活してたんですよね(笑)

人に自分の気持ちや考えを知られるのがイヤで、学生時代は読書感想文を出すのも図書カードを見られるのもノート提出も嫌でした
手紙もほとんど書いたことが有りません

戯曲の読み解き方の勉強をしたくて
でもなかなか希望の講座をみつけられず

昨年同じ指導者の講座を
・どんな気持ちで書いているのかわかれば読み解くヒントになるかも
著作権を考えず朗読できる作品が欲しい
と思い受講

ステキな指導者の丁寧な指導のおかげで
ひとり語りの作品を書き上げることができました(戯曲とは言えない作品の事重々承知しています💦)

とても楽しかった(苦しかったけどw)ので、
今年も受けたら
「さちこさんは今年は登場人物を増やすのが課題ですね」と言われました

で、書いてみたら薄べったい
主人公の気持ちはわかるのに 
あとのふたりがぺらんぺらんてかよくわからん(今の所3人登場)

はああ、他人の行動の深い気持ちなんぞわからんぞーーー

ってなってます

私これ書きたいの??
正直もう書けない、書きたくない ←(をいをい;)

テーマをもう一度見直すべきなのか??

アーチンさんは戯曲を書かれるとのおはなしを某所で聞いて尊敬の念でいっぱいです

どうやって書いてるんですか?
どうしたら書けるんですか??

何かヒントを戴けたら幸いです^^

f:id:komugikobunko:20210709003606j:image

さちこさん、こんばんは!
アーチンでございます。
この度は、池に小石を投げる【お悩み相談】にご相談をお寄せくださり、本当にありがとうございます。


まずは、この池に小石を投げてくださった記念すべき、第一号のさちこさんに、深く深く御礼申し上げます。
ありがとうございます!
とてもとても、ありがとうございます。


さちこさんのお気持ちに、少しでもお役に立てますように。

少しでも。
少しでも。

さちこさんのお心の中に、
「風」が吹いたり、
「光」が差し込んだり、
「生き物みたいなもの」がヌボーっとそばにたたずんだりすることができたら、

それが、さちこさんのお気持ちが和らぐことへとつながりましたら幸いです。

そんな思いを込めまして、回答させて頂きます。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

冒頭から、少し乱暴なことを言いますが、ごめんなさい。

 

さちこさんは、戯曲を書く才能があると、私は思いました。

 

作品を読んでもいない人に、そんな事わかる訳ないじゃないか!というご指摘があると思いますが、ごもっともなご指摘だと思います。そうだと思います。その通りだと思います。

でも、少しお話しさせてください。

 

私は戯曲を書く(物語を紡ぐ)ためには、「豊かな感情」が必須条件だと思っています。

 

>自分の感情を切り捨てて来た人間です

>泣く事も禁止し

>人に自分の気持ちや考えを知られるのがイヤで

 

さちこさんは、ご自分のことをこのように表現されています。

感情を切り捨てる。

自分では決して感じることのないように。

誰かに自分の感情を決して知られることのないように。

 

そのように切り捨てられた感情はどこに行くのでしょうか。

 

どこにも行きません。

ただ、そこに、あるままです。

あり続けます。

 

ということは、さちこさんの心の中には、たくさんの豊かな感情がある、ということなのではないかなと、私は思うのです。

他の人なら、はるか昔に処分してしまったような感情を、さちこさんはキレイなままで、フレッシュなまま保存されていらっしゃるのではないか、そんなふうに感じました。

 

 感情を切り捨てなくてはならないほどのご経験をされてこられたのだと思います。

さちこさんの心の中は、きっと、豊かで、敏感で、強くて、もろくて、美しいことでしょう。

そんな方には、もれなく物語を紡ぐ才能があると私は思うのです。

 

 

そして、さちこさんは、朗読もされ、戯曲の講座も受講されているとのこと。

それは、それは、素敵なことだと思いました。

 

さちこさんもご相談文の中で書いてくださっておりましたが、私も戯曲を書いたり、お芝居や舞台の世界が大好きなので、今、私の心はすぐにでも、さちこさんとお話ししたい気持ちで溢れかえっています。

 

>ステキな指導者の丁寧な指導のおかげで
>ひとり語りの作品を書き上げることができました

 

すごいです。すごいことです。これが、どれだけすごいことか、おわかりでしょうか?
ご自分をたくさん、たっくさーん褒めてあげてほしいと思います。
「私って、すごいんだー!」と。


アーチン:

「さちこさん。ゼロから何かを作り出す、生み出すことは、表現の世界では一番大変なことと言われています。しかも、完成までこぎつけることは、これまた、なかなかできないことなのです!すごいことなのです!(力説!)」


さちこさん:

「わ、わかりました。それじゃあ…  『す、すごいね、私!』」


アーチン:

「おお、いいですよー!その調子で!もっともっと褒めてみましょう。」

 

ああ…
妄想劇場が止まらなくなってしまいました。
お話を戻しましょう。


さちこさんは、私に、

>アーチンさんは戯曲を書かれるとのおはなしを某所で聞いて尊敬の念でいっぱいです

と言ってくださっておりますが、少しご説明させていただきますね。


私は、戯曲を書くことでお金を頂くなどのお仕事にはつながっておらず、また、上手く書くための「セオリー」や「知識」なども、残念ながら持ち合わせておりません。

もし、さちこさんが、戯曲の技術向上やお仕事につなげたいというようなビジョンを持っておられて、その方向の回答をご希望なさっているとしましたら、これからの回答は、ご期待に沿えないかもしれません。。。ごめんなさい。。


しかし!しかしですよ!


私自身が戯曲を書くことにおいて、


>どうやって書いてるんですか?
>どうしたら書けるんですか??


という、さちこさんからのご質問には、精一杯の思いを込めて回答させていただきたいと思います!

 

…と、言いつつ、長くなってしまいましたので、後編に続きます。よろしければ、後編もお付き合いくださると嬉しいです。

 

 

それでは、今日もお読みいただき、ありがとうございました。

心の洞窟を旅する旅人アーチンでした。

 

【お弟子さん講座】7日目の振り返り 師匠のカウンセリングがイリュージョンだった件

 

こんばんはー!

心理学とカウンセラーの勉強中、

好物はカレーライスのアーチンと

申します。

 

と言いながら私は、

お弟子さん講座の振り返りの記事を

しばらく書いていなかったことに、

今気がつきました、、、。

5日目、6日目を飛ばしている、、。

うう、、、。

いつの間に時は流れたのでしょうか。

 

心理学の学びの記録を目的にした

ブログにするんだー!

と意気揚々と始めたブログでしたが、

ほとんど、

カレーとラジオとテレビとYouTube

話題で埋まっておりました。

いけねえ、いけねえ。

(ちなみに、これまで皆さまに、

一番読んで頂いた記事は、

行者にんにくの醤油漬け』です。)

 

 

ということで、本日は、

先日のお弟子さん講座の中で、

かなりの衝撃を受けた

根本師匠によるデモセッションについて、

書いてみたいと思います!

 

f:id:komugikobunko:20210620220507j:image

 

みなさんは、

カウンセリングと聞くとどんなイメージが

浮かびますか?

 

病院で受ける治療のひとつ?

悩んだ時に駆け込む場所?

話をじっくり聴いてくれるところ?

それとも、

何やら得体の知れない怪しいイメージ?

そもそも接点がないということで、

イメージが湧きにくい方も

いらっしゃるのではないかなとも

思います。

 

 

予約が取れないことでお馴染みの

カウンセラー根本師匠

お弟子さん講座では、

講座を受けているお弟子さんの中の

一人がクライアント役となり、

師匠がカウンセリングをしていく様子を

間近で見ることができる時間があります。

 

それはとても贅沢な時間でして。

生のカウンセリングを

リアルタイムで学べる至福の時なのです。

 

師匠ですので、

すごいのは当たり前なのですが、

毎回カウンセリングの流れや

方向性や進め方や着地点に、

「す、、す、、すげーーーー!!!」と、

口をアングリと開けて見ています。

 

「クライアントさんがまだあまり話していないのに、なぜに、そこまでわかるのですか?」

「今までその話はしていなかったのに、なぜ今その角度の質問をされるのですか? 」

 

と、思わぬ方向へと進んでいく様子に、

私は鳩が豆鉄砲を食った表情で、

ただただ茫然と見ています。

(これもお勉強の一環なので、カウンセラー目線で見ていなくてはならないのですが…)

 

私にとってはびっくりするような

クライアントさんへの質問をきっかけに、

根本師匠のカウンセリングは、

予想だにしない方向へ進み、

クライアントさんご自身でも

知りえなかった感情、

感じきれていなかった感情に

出会っていく様は、

さながら

「イリュージョン」なのであります。

 

魔法でも幻想でもなく、

確固たるカウンセラーとしての

実績と知識と経験と技術と

研ぎ澄まされた勘のようなものが

混ざり合いながら、

セッションは進んでいきます。

 

私の表現が誤解を生みそうなので、

補足しますね。

 

カウンセリングとは決して、

怪しく物珍しく奇怪なものではありません。

 

私がなぜイリュージョン(奇術)と

表現したかと言いますと、

 

ご本人(クライアントさん)でさえ、

気がついていない心の奥底の感情に、

ご本人が気づいていくプロセスには、

涙が出そうなくらいの

「奇跡」がたくさん潜んでいると、

私が感じるからです。

 

 

カウンセラーは、

クライアントさんと共にそのプロセスを歩む

アテンド役。

そんなことを感じる今日この頃。

本日の記事は、

根本師匠のそのアテンドの方法が、

「凄まじかった」という私の感想を

書いてみます。

 

 

凄まじいセッションの中でも、

昨日の師匠のカウンセリングは

尋常じゃありませんでした。

 

※個人情報が含まれるため、

ここでは具体的なカウンセリング内容を書くのは控えさせていただきます。

何卒ご了承くださいませ。

(クライアント役のお弟子仲間が、

この時のことを

ブログに書いておりましたので、

ご本人の承諾をもらいURLを

貼りつけておきます!)

  ↓↓↓

コンサル・カウンセラー

小川優さま

https://yuudream.com/demo_session/?fbclid=IwAR3gyjJT6qzyDXltrBb_QoILcH1tinMfl6KjPcgYX0cG6446TE8jCFhwk_k

 

これからお話しする内容は、

あくまでも、

私の感じた事がメインとなりますので、

想像しにくいところもあると思いますが、

よかったら、

もう少しお付き合いください。

 

 

今回のカウンセリングの

デモセッションを終えて師匠は、

「皆に見せるにはダメな例でした。

 ごめんね。」

とおっしゃっていました。

 

その通りそのセッションは、

カウンセラー見習いが学習するには、

ハイレベルにも程がある内容でした。

 

「ああ、イリュージョン。」

 

クライアント役のお弟子仲間が

めちゃくちゃ美しくて、

それを見ていたら

なんだか泣けてきて、

 

私は、そのまま、

 

天を仰ぎ、

目を瞑り、

深く息を吐いて、

呟きました。

 

A「今見ているのは、イリュージョンですな。」

B「そうです、そうです、これがイリュージョンていうやつですわ。」

A「こりゃ、参りますなあ。」

B「まったくですわな。」

 

と、変な二人組が、

頭の中で会話し始めるほど

高度な展開でした。

 

 

 

これで終わってしまっては

振り返りになりませんので、

このデモセッションから学んだことを

書き留めておきたいと思います。

 

 

-------------------------------------------------

★クライアントさんの言葉や

 起きている現象の奥に流れる

 「感情」にフォーカスする。

-------------------------------------------------

 

-------------------------------------------------

★クライアントさんから滲み出る

 「感情」の、さらにその奥にある

 「感情」を追いかけていく。

------------------------------------------------

 

クライアントさんの言葉が

必ずしもクライアントさんの心を

全て表現している訳ではなく、

言葉で表現している内容と、

心の中(潜在意識)で渦巻いている

感情が違っている場合もある。 

 

例えば、

クライアントさんが「怖い」と

言っていたとしても、

悲しんでいるように感じた場合、

「悲しみ」にフォーカスして、

カウンセリングを進めることもある。

 

その時、

「悲しみを感じていたりしますか?」と

聞いてみるのもひとつだったりする。

 

 

 

マニュアル化なぞ、

到底できない神秘な領域。 

 

 

 

講座を終えた時私は愕然とし、

自信を失っていました。

 

そして。

自信を失った代わりに、

なぜだか私は、

 

『カウンセリングができる自分に

 成長したい。』

 

『そこのあなた様!

 ご縁がありましたら、

 いつか私にカウンセリングを

 させてくださいませんか!?』

 

という思いがむくむくと湧いてきたのです。

 

 

それはきっと、私自身がしんどい時に

カウンセリングを受け、

イリュージョンを

体験したことがある身として、

 

『カウンセリングに近づきたい。』

 

という思いから発せられたのだろうと

思います。

 

 

近々、お弟子さん講座の課題で、

カウンセリングの無料モニター様を

募集する予定です。

今、恐ろしくて逃げ出したい気持ち

満載ですが、

その時は勇気を出し、心を込めて、

ご案内をさせて頂きたいと

思っておりますので、

ご縁がある方も、

そうでない方も、

ご一読だけでもして頂けましたら嬉しいです。

何卒宜しくお願いいたします。

 

 

カウンセリングって、

ファンタスティック⭐︎イリュージョン。

 

 

着地点が分からなくなってきましたので、

今日はこのへんで。

最後までお読みいただき、

ありがとうございました!

 

アーチンでした。

 

 

ゲーム『INSIDE』の不気味さと心の関係

 

皆さま、こんばんは。

心理学を勉強中のアーチンでございます。

カウンセラーの根本裕幸師匠のもとで、

お弟子の第4期として学んでおります。

お弟子さんの講座は、

なかなかに濃い同期のメンバーと、

かなり刺激的な時間を、

楽しく過ごしています。

ありがたいことです。

残り少ないのがとても寂しいです。

 

 

心理学。

心と行動の学問。

 

 

勉強するだけでも、

何やら楽しいのですよね。

心は、

1秒たりとも、同じ動きをしませんね。

つかみどころがなくて、

時折、予想だにしない一面を

見せてくれることもありますしね。

 

自分の心なのに、

なぜか自分でコントロールできない。

そんな時がたくさんあります。

不思議です。

 

私はそんなコントロール不能

自分の心が怖くて、

その恐怖心から、

心をコントロールできるようになりたい。

と、半ば本気で思っていました。

できるとも、思ってました。

 

でも、できませんでした。

 

考えて、考えて、考えても、

できませんでした。

 

そして、いつしかそれに疲れてきた時、

思いました。

 

心はコントロールするものじゃないな。

 

と。

 

荒れ狂う波を見て、

あー、今日はひどく荒れているねえ。

と思い、

 

太陽の光が照るキラキラとした凪を見て、

ほー、今日はこれまた至福の景色ですなあ。

と呟き、

 

どんよりとした空から雨が降れば、

あの雲の色って、鉛色って言うのかい?

なかなか渋いじゃないか。

と感じる。

 

 

移り変わる心の風景を

旅する。

 

 

そうか、それだ。

心とは、旅をするものだな。

 

 

そんな旅の中で、

なんとも言い表しにくい、

暗くて不気味な場所に

たどり着くことが

私はよくあります。

 

ここは、どこなのだろう?

 

暗くて、

ひんやりとして、

孤独で、

不気味な場所。

 

ここは、どこなのだろう。

 

 

f:id:komugikobunko:20210612083647j:image

 

 

自分の心の中にしかないと

思っていた世界が、

目の前に現れたら、

驚くと同時に、

安堵の気持ちが湧き上がり、

ひどく懐かしい気持ちになり、

愛おしくなるのだな、

と初めての体験をしました。

 

 

そんな体験をさせてくれたのが

こちらのゲームです。

 

 

『INSIDE』

https://youtu.be/noyiAsKTD1k

(鳥の爪団総統さんの

ゲーム実況チャンネルより)

 

 

静かで不気味で美しい世界。

 

 

エンタメや表現、

作品や物語というのは、

目には見えない人の心を

見える形にして、

提示してくれるものなんだなあ。

 

 

初めて見るはずなのに、

私はもう、

この世界を知っている。

見たことのある景色。

触ったことのある質感。

感じたことのある温度。

 

 

自分の心にあるだけでは、

わからなかった

静かで不気味な世界にしかない

美しさを教えてくれた『INSIDE』。

 

 

心はコントロールするものじゃない。

旅をするものだ。

 

 

今日はゲームのお話でしたが、

この数年、

心理学の勉強をする中で、

不気味な世界を

自分の心に抱えていることは、

あまり問題ではないと、

最近思うようになりました。

 

コントロールできない自分の心に、

怯えることも、

少しずつ減ってきました。

 

 

これは、嬉しい変化です。

勉強してきた甲斐があります。

…と言っても、

なかなか難しい時も

たくさんありますが。

 

 

さて、次はどんな景色を

見せてくれるんだい?

 

 

ゲームの主人公になったつもりで、

心の中を

てくてくてくてく、

私は歩いていくだけですな。

 

 

 

 

 

 

雑記

 

こんばんは!

おつカレーさまでーす!

 

f:id:komugikobunko:20210610180409j:image

 

髪を切って、どことなく、

おいでやす小田氏に似ている

気がするアーチンです。

ご無沙汰しておりますー。

 

仕事がなかなか多忙となり、

そんな中で、

実家のこれからのお家問題に

足やら首やら、

なんならもう全身を突っ込んでしまい、

あーあ、これだもの、私ったら♡

といった感じで、

気がついたら、

6月ももう10日も過ぎていました。

 

多忙であっても、

順調にカレーは食しております。

改めて気づいたこともありました。

 

★一昨日のカレーがやばい(美味い)。

★タバスコ入れるとやばい(美味い)。

 

大変な重要事項でしたので、

ここに記しておきたいと思います。

 

 

あと、最近、心を奪われたゲーム

をひとつ。

 

『INSIDE』

https://youtu.be/noyiAsKTD1k

(鳥の爪団総統さんの

ゲーム実況チャンネルより)

 

私はゲームはしないので、

ゲームの知識はほとんどありませんが、

Youtubeのゲーム実況は好きで、

よく見ています。

 

ゲームと言えども、

映画や小説のように、

物語にどっぷりと浸かる楽しさが

あるんだなと、

それを最近になって認識しました。

 

さらに、

主人公をコントローラーで操作して

動かすとなれば、

その物語に対して、

能動的に参加できるという点で、

映画や小説などとはまた違った

物語の楽しみ方が

ゲームには潜んでいると、

本当に今更ながら気がついた次第です。

 

バイオハザードシリーズ

★リトルナイトメア

★リトルナイトメア2

★ネバーエンディングナイトメア

★ラストオブアス2

…などなど。

 

何故かホラー系のゲームばかりが、

並んでしまいましたが、

その、非日常の世界に

没入している時の肌感覚が、

なんとも好きでやめられません。

 

幽霊系のホラーは苦手なのですが、

なんというか、

精神世界を深掘りしすぎたら、

こんなことになってしまった系のホラー

が、好きです。

 

何を言っているのか、

わからなくなりましたが(笑)、

 

 

中でもこの『INSIDE』は、

ずーーーーーっと、

ずーーーーーっと、

ずーーーーーっと、

ずーーーーーっと、

ずーーーーーっと、

没入していたい世界観で、

大好きです。

 

落ち着くよーー。

 

 

なぜ、落ち着くのかを

いつか考察してみよう。

何かどこかが、

満たされるのでしょうなあ。

 

 

てなわけで、本日は、

雑記という名の

アーチン生存確認ブログでしたよ!

 

それでは、また!

 

失恋した時の過ごし方③

 

皆さま、こんばんは!

趣味は車で熱唱、アーチンと申します。

 

 

カラオケに、行きたいよー

野田クリスタル風にお読み頂けますと幸いです)

 

 

カラオケが好きなのですが、

コロナが流行り出してから、

ここ一年半ほど行けておりません。

1人カラオケも好きですし、

みんなで行くカラオケも大好きです。

ふだんから車の中で歌ってましたが、

カラオケに行けない事で、

歌への欲が高まり、

最近は一層、歌に熱がこもっております。

 

本日の車中歌は、

魂のルフラン高橋洋子

でした。

 

歌のお話とは全くつながらないのですが、

実は、今日も、失恋シリーズの続きを

お送りします。

 

第③回となる本日も、

よかったら最後までお付き合いください。

それでは、どぞ。

 

f:id:komugikobunko:20210601205359j:image

 

前回までのおさらい

 

【 アーチン流★失恋した直後の過ごし方 】

 

★その1:仕事は休む。

★その2:誰かを頼る。

https://komugikobunko.hatenablog.com/entry/0524

 

★その3:外注に頼ってみる。

★その4:自分がやりたいと思った事は、全てやる。

https://komugikobunko.hatenablog.com/entry/0530

 

 

 

今日は新たなその5ではなく、

その4の補足回として、

少し書きたいと思います。

 

 

★その4:自分がやりたいと思った事は、全てやる

 

 

【やりたいと思った事】

 

これは必ずしも、

『プラス』な事である必要はない

と私は思っています。

 

自分にプラスになりそうな事や

前に進むっぽい事、

何か変われる気がする刺激的な事、

出会いを求め彷徨う事、

視野を広げる事、

心が整理されるような価値的な事、

得る、増える、ためになる感じの

そういう事など。

じゃなくてもいいんです。

 

ここが、大事です。

 

★プラスになる事じゃない事で、

 全く問題ないです。

★この時、『何のために』は

 横に置いておきましょう。

★意味はなくていいんです。

★価値は生まなくてOKです。

★無駄こそ神!の精神で挑みましょう。

★自分がやりたいなら、良し!

です。

 

もちろん、

プラスになる事がしたい!

私は今それを求めているー!

なら、どしどし、

やっていってOKです!

 

かく言う私も、

失恋から少し経ったある時、

婚活パーティに初めて参加し、

そのまま3日連続で参加したことが

ありましたし、

 

1万円を握りしめて本屋さんに行き、

ジャケ買いならぬ、

『直感DE表紙買い』をやりました。

(タイトルがダサい)

 

本屋さんに行き、中身を見ずに、

表紙が気になったものを即買いする

企画です。

この、直感DE表紙買いは、

めちゃくちゃおもしろかったです。

自分の心の奥底に沈んでいる

可能性のようなものを

感じる事ができました。

 

ちなみに、

この時買った本の半数が、

フランス料理に関する本でした。

フレンチなんて今まで

選ぼうと思った事がなかったので、

へーっとなって、

大変おもしろかったです。

 

 

話を戻しますが、

こんなふうな、

プラスを求めた行動じゃなくても、

ほんとに

ほんとに

OKなのです。

 

自分が、

★誰にも会いたくないなら、

会社を休み、

携帯の電源も切って、

布団を頭からかぶって、

一日中こもったって

いいんです。

 

自分が、

★ポテトチップスと

カマンベールチーズを

コーラで流し込みたいなら、

それらを爆買いして、

一気に流し込んでいいんです。

 

自分が、

★今、部屋を片付けたくないなら、

片付けた方が運気が上がる、

気分がよくなるとわかっていても、

無理でしんどいのなら、

今はそのままでいいんです。

 

自分が、

★うるさいな!

やりたい事なんてないよ!

彼にまた会いたいよ!

それしか、やりたくないの!

私は今、泣きたいの!!

と、泣きわめきたいなら、

一人こもって、

感情を吐き出すための

安全策を講じた上で、

翌日の目の腫れなど気にせずに、

泣いたらいいんです。

 

 

 

と、以上の事柄は

全て実体験なのですが、

 

こんなふうな、

価値を生むどころか、

より落ち込むんじゃないかと

思うような、

側から見たら無意味な事でも、

 

自分がしてほしい事

今、したいと思った事なら、

 

ハートブレイク中は、

できれば叶えてあげてほしいのです。

 

そうすると、

 

自分の中の自分が、

『ありがとう。』

『嬉しい。』

という声を出し始めます。

 

その、ありがとうの声が、

実行した自分の耳に届きますね。

すると今度は、

実行した自分の中から、

 

『お礼なんていらないさ。

むしろ、私の方こそ、

ありがとうだよ。

私のした事を

そんなふうに喜んでくれるなんて、

私の方こそ、嬉しいよ。

ありがとう。』

 

という声が生まれます。

 

この、

自分と自分の間で繰り広げられる

ありがとうのキャッチボールが、

失恋直後の過ごし方では、

とても大切なポイントだと思います。

 

前を向きたいと思うのも、

後ろを向きたいと思うのも、

どちらも、良し。です。

 

 

そんな事を、

前回と前々回の記事に、

補足したいと思い、

今日の内容にしてみました。

 

実体験を書き殴った感じに

なってしまいましたが、

 

少しでも、

皆さまのお役に立てましたら

嬉しいです。

 

 

今日も最後まで読んで頂き、

ありがとうございました!!!

 

北の国から

アーチンでした。

 

 

 

失恋した時の過ごし方②

 

先日の記事から、またしても時間が経ってしまいました、こんばんは!!!アーチンです。

 

前回の、失恋した時の過ごし方①

https://komugikobunko.hatenablog.com/entry/0524

の続きを今日はお送りいたします。

それでは、どぞ!

 

f:id:komugikobunko:20210530222146j:image

 

【 アーチン流★失恋した直後の過ごし方 】

 

★その3:外注に頼ってみる

 

友人を頼ってみよう。

と、前回オススメしました。

 

しかし、友人たちにも仕事があったり、

家族がいたり、

なんやかんやと忙しいところを

何日もお願いするのは、

さすがに気が引けてきますよね。

 

そもそも、友人であっても、

なかなか心をパカーっと開くのは

躊躇したりも、します。

心の距離が近いからと言って、

なんでも話せるとは言い切れない

こともありますね。

私も、とてもよくわかります。

その他にも、お願いしたいけど

友人たちは遠くに住んでる等で、

難しいことは多々あります。

 

そんな時は、思いっきり

『外注』を活用することを

オススメします。

 

私の場合、失恋直後は、

一人暮らしの家に一人で帰るのが

とてもしんどくて、

様々な外注に頼りました。

 

とにかく、人が居るところへ赴きました。

とにかく、思いを吐き出せる方法を探しました。

 

 

◎アーチンが頼った外注一覧

 

◆カウンセリング

(対面・メール・オンライン)

→ カウンセリングと聞くと、何かしらの治療の一環というイメージがあると思います。もちろんその役割を担っているカウンセリングもありますが、

今は、心や頭が悩みでぐるぐるするのを、とても親身にカウンセラーさんが聞いてくれるサービスもたくさんあります。

悩みを解決するのを、一人ではなく、カウンセラーさんが並走して、一緒に考えてくれたりします。

場所によってサービス内容や料金が違いますので、ぜひ調べてみてください。

 

※ちなみに私は、こちらのカウンセラーさん達に本当に本当にお世話になりました!

→ https://cocoro-marche.com/member

 

◆占い

→ 私は、占い師さんにも話を聞いてもらいました。

これからどうしたらいいか?等のアドバイスをもらう時間を占い師さんに与えないくらいに、制限時間いっぱいに、自分の話を聞いてもらったりしました。

タロットカード占いなのに一枚も引かずに終わったり、生年月日から診るタイプの占いで生年月日を言わずに終わったりしました。

今思うと、営業妨害だ…(笑)。

でも、私はとても満足して、ありがとうございました!と心からお礼を伝えて帰路についていました。

 

あまり良くない事例かと思いますが、

私はこの時、人はただ黙って話を聞いてもらえるだけで癒されていくものだという体験をしました。

 

お金を払っている、という前提があるからなのか、友人達とはまた違った意味で、今の気持ちをたくさん聞いてもらえました。

 

 

◆(今はこのご時世で難しいですが)バーや飲み屋に行く

→ 当時、行きつけのお店などは無かったのですが、失恋直後の精神崩壊状態の私はもう判断能力もめちゃくちゃだったので、

これまでそんな事したことなかったのに、一人で、内輪で盛り上がってそうな小さなバーに入り、カウンターで飲みまくってました。

時にはバーの扉に『本日イベント中』という札がかかっていてもお構いなしに、バンッと扉を開けて、カウンターに直行という日もありました。

 

そんなお客さんでも、カウンターの中にいるお店の人は、とても適度な距離感をお持ちな方が多いので、私はいつも気分よく飲むことができ、何度も和んだ経験をしました。

 

◆マッサージで体をゆるめる

→ マッサージはかなり行きました。働いて貯めたお金は、こんな時にこそ使うのだ!と自分で許可を出したので、それに従い、行きたいと思った時には出来るだけ行きました。

頭でたくさん考える時期でしたし、しんどい気持ちを吐き出す時って、すごく体がこわばってしまうようで、普段よりもかなり凝っていました。

感情を癒すのも効果がありますが、体からのアプローチも相当イイ◎と思いました。まさに、『手当て』という感じでした。

 

◆歯医者

→ 途中で、自分を癒すとは言え、上記のようなお金の使い方が不安になった時に、歯医者を予約しました。

歯医者なら、人にも会うし、歯は良くなるし、一石二鳥だと考えたからです。

虫歯はなかったのですが、行った事のない歯医者に新規の患者として数件、行きました。歯の治療はなくても、クリーニングとかはしてもらえますので、大丈夫です。(何が…)

 

◆花屋

→ お花を飾る習慣はなかったのですが、お花屋さんにも入ってみました。お花屋さんでは店員さんが結構な確率でお話ししてくれます。

『どんなイメージでお探しですか?』など。

それに対して、お花のミニ知識的な情報を少しずつ質問すると会話が長持ちします。

『お水はどのくらいの頻度で変えるのがいいんですか?』など。

自宅用として買うと、数日後にまた同じお花屋さんに行っても変じゃないので、安心して行ってみてください。(何が…)

 

 

…と、こんなことをしながら、私はとにかく時間が過ぎ去るのを待ちました。

思いの外、あっという間に時間は去りました。

 

 

 

★その4:自分がやりたいと思った事は、全てやる

 

その1〜3あたりを繰り返しやっていると、徐々に心が軽くなる感じがやってきます。とは言え、またすぐにどん底気分に引き戻されたりもするので、そんな自分には、気長に付き合ってあげてください。

振り子のように、気分が軽くなったり重くなったりするのですが、そんな中で、

 

『私、これがやりたい。』

 

と、ある時、久しぶりに欲求が顔を出します。

 

・あれが食べたい

・これが着たい

・○○に行ってみたい

・この本を読みたい

などなど。

 

そんな時は、

なるべく、可能な限り、その欲求を叶えてあげてください。

なるべく、思いついたら即、実行してあげてください。

 

どんな小さな欲求でも、コツコツと叶えてあげると、少しずつエネルギーが満ちていく感じを実感できると思います。

 

私は、『知り合いをたくさん呼んで、みんなで飲みたい。しかも、スナック的なお店風なところを借りて、私がもてなす側のママとなって、一夜の飲み会を開催したい。』という欲求が出てきたため、それを友人の力を借りて、なんとか実行しました。

気分はかなり満たされました。

 

とは言え、それをしたからと言って振られた彼が戻ってくる訳もありませんし、新たな出会いがある訳でもありません。

でも、この段階では、結果のある無しは関係ないと思うのです。

 

【自分の欲求を自分で満たしてあげる。】

 

これが、大事なポイントだと思います。

この積み重ねの中で、自分の本当の気持ちや本当に好きなこと、自分らしい生き方など、大袈裟ではなく、そんな素敵な発見をします。

 

失恋前の自分よりも、

何倍も自分らしくて、

何十倍も素敵な自分に

なっていることを、

発見します。

 

失恋してよかった。

 

失恋の真っ只中には、絶対に信じられない言葉なので、その時は信じなくてもいいのですが、

 

人はちゃんと、このことをを実感できるようにプログラムされているんじゃないか?と思うくらい、人の心は強く、必ずや再生します。

しかも、レベルアップした状態で。

 

だから、きっとこれからも、

失恋しても大丈夫なのだと思います。

できればしたくないですが(笑)。

 

 

みんなも、大丈夫だよ。

私も大丈夫だったからさ。

 

 

という感じで、

みんなに言っているように見えて、

実は自分自身に

言い聞かせた記事でございました。

 

最後までお読みくださり、

ありがとうございました!

心理学を勉強中のアーチンでした。

 

それでは、また!