アーチンの小麦粉文庫

アーチンのブログです。適当に書きます。

ゲーム『INSIDE』の不気味さと心の関係

 

皆さま、こんばんは。

心理学を勉強中のアーチンでございます。

カウンセラーの根本裕幸師匠のもとで、

お弟子の第4期として学んでおります。

お弟子さんの講座は、

なかなかに濃い同期のメンバーと、

かなり刺激的な時間を、

楽しく過ごしています。

ありがたいことです。

残り少ないのがとても寂しいです。

 

 

心理学。

心と行動の学問。

 

 

勉強するだけでも、

何やら楽しいのですよね。

心は、

1秒たりとも、同じ動きをしませんね。

つかみどころがなくて、

時折、予想だにしない一面を

見せてくれることもありますしね。

 

自分の心なのに、

なぜか自分でコントロールできない。

そんな時がたくさんあります。

不思議です。

 

私はそんなコントロール不能

自分の心が怖くて、

その恐怖心から、

心をコントロールできるようになりたい。

と、半ば本気で思っていました。

できるとも、思ってました。

 

でも、できませんでした。

 

考えて、考えて、考えても、

できませんでした。

 

そして、いつしかそれに疲れてきた時、

思いました。

 

心はコントロールするものじゃないな。

 

と。

 

荒れ狂う波を見て、

あー、今日はひどく荒れているねえ。

と思い、

 

太陽の光が照るキラキラとした凪を見て、

ほー、今日はこれまた至福の景色ですなあ。

と呟き、

 

どんよりとした空から雨が降れば、

あの雲の色って、鉛色って言うのかい?

なかなか渋いじゃないか。

と感じる。

 

 

移り変わる心の風景を

旅する。

 

 

そうか、それだ。

心とは、旅をするものだな。

 

 

そんな旅の中で、

なんとも言い表しにくい、

暗くて不気味な場所に

たどり着くことが

私はよくあります。

 

ここは、どこなのだろう?

 

暗くて、

ひんやりとして、

孤独で、

不気味な場所。

 

ここは、どこなのだろう。

 

 

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自分の心の中にしかないと

思っていた世界が、

目の前に現れたら、

驚くと同時に、

安堵の気持ちが湧き上がり、

ひどく懐かしい気持ちになり、

愛おしくなるのだな、

と初めての体験をしました。

 

 

そんな体験をさせてくれたのが

こちらのゲームです。

 

 

『INSIDE』

https://youtu.be/noyiAsKTD1k

(鳥の爪団総統さんの

ゲーム実況チャンネルより)

 

 

静かで不気味で美しい世界。

 

 

エンタメや表現、

作品や物語というのは、

目には見えない人の心を

見える形にして、

提示してくれるものなんだなあ。

 

 

初めて見るはずなのに、

私はもう、

この世界を知っている。

見たことのある景色。

触ったことのある質感。

感じたことのある温度。

 

 

自分の心にあるだけでは、

わからなかった

静かで不気味な世界にしかない

美しさを教えてくれた『INSIDE』。

 

 

心はコントロールするものじゃない。

旅をするものだ。

 

 

今日はゲームのお話でしたが、

この数年、

心理学の勉強をする中で、

不気味な世界を

自分の心に抱えていることは、

あまり問題ではないと、

最近思うようになりました。

 

コントロールできない自分の心に、

怯えることも、

少しずつ減ってきました。

 

 

これは、嬉しい変化です。

勉強してきた甲斐があります。

…と言っても、

なかなか難しい時も

たくさんありますが。

 

 

さて、次はどんな景色を

見せてくれるんだい?

 

 

ゲームの主人公になったつもりで、

心の中を

てくてくてくてく、

私は歩いていくだけですな。