アーチンの小麦粉文庫

アーチンのブログです。適当に書きます。

【食べもの話】カレーの包容力

 

こんにちはー。春なので髪を切りましたらば、どことなく立川志らく師匠をほうふつとさせるアーチンです。グッとラック!

 

今日もまたカレーについてのお話。

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カレーを作った鍋の写りはとにかく茶色いので、後ろにグリーンのお鍋を差し色にした次第です。

 

今日のカレーは、冷凍庫&冷蔵庫からリストラされた人々を受け止めたカレーです。彼の素敵なところは、なんと言っても包容力。(みなさま、お気づきでしょうか。私はカレーを彼と呼び出しています。)

 

『社長!もうこれ以上スペースがありません。いつまで私たちをここに置いておくつもりですか?なんなら、このまま腐ってもよいとおっしゃるのですね。ええ、それならそれでいいでしょう!朽ち果ててやりましょう!』と悲鳴が聞こえたので、今日、我が家では冷蔵庫内リストラが決行されたのでした。

 

・エリンギ×4本

コストコの冷凍野菜ミックス×両手に乗るくらい

ミニトマト×10個

・玉ねぎ×1個

・りんご×1個

・キャベツ×1/6個

・ウインナー×5本

 

このメンバーを美味しく食べるにはやっぱりカレーだと深めの鍋を用意して、今日もまたカレーを作ったのでした。他にレパートリーがないだけなのでは…というふとした疑問は心の中に留めておいてくださいませ。

 

カレーというのはつくづく包容力の塊です。包容力の鬼です。今日はそこそこメジャーな食材でしたが、ある程度の個性を持った食材でも、みんなを華麗にまとめあげてくれます。各々の個性を大事にしながら全体をまとめる。なかなかできることではありません。まるで根本師匠のようです。それをやれるコツはなんだろう?と考えた時、「好きにしたらいいよ。」という一見突き放しのように見えるけれど、中心には【真の信頼】がしっかりと存在するというのがポイントだと思いました。

 

簡単なように見えて難しいのが、この【信頼】。何度もこの記事を読んでいるのですが、体得するにはまだ道のりは遠いです。でも、私が悩みに埋もれてしまう時には、この【信頼】についての考え方を思い出すと、けっこうブレイクスルーできたりします。

 

相手がどんな反応であれ、相手は相手。私は私。

相手の反応は、相手の選択。

相手の選択を尊重できるのが『愛』。

その上で、私は私でしたいことをする。

私がしたいからする。

まずは自分。まず自分を信頼する。

そして、それから相手。

 

冷蔵庫の残りもので作ったカレーの話から、【信頼】の難しさと大切さに気づくことができました。ありがとうカレー。ありがとう食材のみんな。冷蔵庫に放っておいてごめんね。美味しく食べるからね。 前回はカレーという概念が好きだと書きましたが、今回はカレーと根本師匠の包容力に惹かれるというお話でした。

 

《作り方》

1、ニンニク、生姜、玉ねぎ、エリンギをみじん切りにする。

2、鍋に油をひき、クミンシードを炒める。

3、香りが立ったら、1のそれらをすべて入れ、じっくりと炒める。

4、鍋の中の一体感が増してきたなと感じたあたりで、ざく切りのキャベツ、ミニトマト、冷凍ミックス野菜、ウインナーを入れ、炒める。

5、コリアンダーターメリック、チリペッパー、カレー粉を入れ、さらに炒める。

6、すりおろしたりんごと水を適当に加えて煮込む。

7、ある程度煮込んだら火を止め、カレールーを入れて蓋をして放置。

8、最後に、ウスターソースやケチャップ、チョコレート、コーヒーなどで味を調整して完成。

※今回はお弟子さん仲間のikukaさんより、チョコレートとコーヒーを入れると美味しいようと教えて頂いたので、入れてみました。美味!ありがとうございました!